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原発を学んで

3月の大震災、そして福島原発の大事故を見て、いったいどれだけの危険性があるのか学んでみようと思うきっかけとなった。
その一日前まで漠然とした危険な思いはあったが、実際内容を知れば知るほどいかに無知であるかを痛感し、知ることがいかに大事かを感じた。

結論から言うと、原発は100パーセント安全な「建物」どころか、震度5レベルまでの震災しか想定していない設計の危険な「老朽建物」であることが分かった。
さらに、もんじゅ程度の知識しかなかったが、日本には休止中(とはいっても冷却は継続しないといけない)の原発を含めて北は北海道から南は鹿児島県まで13道県に17か所の原子力発電所があり、あの広大な面積のアメリカの約半数も原発を所有する世界で2番目の(建設中を含む)国であることを知った。

【日本の電力不足への疑問】
なぜ小さな島国日本が、これだけ多数の原発を稼働させ、さらには「足りない」とまで要求しているのだろうか?
「原発がないと、賄えない」と言われるが、日本の電力供給で原発が賄っているのは約3割程度であった(一般家庭はその10パーセントしか使用していない)。
全体的に3割の電力消費を抑えたら、(単純に考えれば)必要がなくなるのか。

これだけの小さな島国が、なぜこれだけの電力を必要としているのか?
それは、日本は工業生産・輸出に依存した経済だからだ。
いまや自国生産で食料や物品を補うことはできず、外国の資源を提供してもらい、物を作って外国に売る。食料品や物品も、少しでも安くするため外国産や外国労働者に頼り、いまや国産品は高くて就職もままならない状態である。

日本は高度経済成長を目指して一生懸命努力してきた。
すでに成熟した日本の経済を成長させるには、さらに安く資源を仕入れ、さらに多くの工場を稼働させて大量にものを製造し、大量に諸外国へと売りさばくしかない(と思われている)。
そのためには工場を動かす電力が必要となる。

コストをかけて新しい発電システム導入に向けての研究開発をするより、(原子力村と呼ばれる人たちへの利益も多い)原子力発電所を増設するのが手っ取り早い。
事故さえ発生しなければ理想のシステムだ。
そのために原発の事故が起きた時のリスクを隠蔽し、地元地域に手当という恩恵を施し、あっという間に世界の13パーセントの原発を所有する国となった。
いわば「原発バブル景気」といえよう。


【原発保有大国・日本】
今後何十年かの間には、アメリカ大国と同程度まで原発を増設しようという計画だ。
いったいどれだけの電気を必要とするのだわが日本よ・・。
モンゴルにまで自国の核廃棄物を投棄する計画を立ててまで、なぜ震源地直上に原発を建設するのか?
自国の能力に背伸びをして、将来的な頭落ちを考えずに急成長を目指すなんて・・・まさにバブル時代と同じではないのか?(俺はバブル崩壊時に就職しましたが^^;)
他のエネルギーの環境汚染や資源不足への配慮?いや、それは建前だと思う。
たぶん、儲かるからだ。

個人的な考えでは、今後少子化が進み、諸外国での自給自足化が進み買い控えが起こる中、これ以上の輸出による発展は望み薄に思う。
工場の生産量を増やしても、買い手や資源が不足しないかと不安に感じる。
そして、各家庭に必要十分な日常生活品がある中、今までのような経済急成長は必要なのか?、とも思う。
今後、電力を減らす方向の物品・システムを開発し、稼働原発を少しでも抑える努力をするほうが、環境汚染に対しても効果があるのではないのか?




【危険性と安全管理の甘さ】
原発が震度5までの想定による建物である以上、それ以上の地震が起きた時には、何等かのダメージが必ず生ずるだろう。
原発は、電力発電が正常であれば安全とは言えない。
自動停止した後の発熱を冷やし続けることが重要になってくる。
冷却するコンピュータや配管の破損による漏れ等、冷却システムのどこが破壊されても今回と同じような状態になるのだ。

火力発電は環境破壊につながる。しかし、原発が事故を起こしたらそのレベルと比較にならないほどの環境ダメージを与える。
何十年、何万年と与え続け、それまでの経済効果をいっぺんに吹き飛ばすほどの赤字を出す。
冷却、その他建造物のダメージひとつで起こりうる危険性。

耐震建設費などの折り合いでこれを想定しないのは国民への背徳。
「事故が起こって何人死んでも仕方ない。俺の経済力ではこの中古車を乗り続けるしかないから」と、整備不良の自動車で高速道を運転して交通事故を起こすようなものだ。
しかも、無保険の状態で、いざ事故を起こしても国民が代わりに弁償してくれる・・

これは企業ではなく、それを管理する原子力安全・保安委員会が無効力なことを意味する。
国民の安全を最優先すべき中立的機関が、利権が絡むことにより原発推進のための機関へと成り下がってしまっている。
いったい今までどれだけの事故を隠蔽し、事故への罰を与えてこなかったことだろうか・・


【省エネ努力】
電力を消費しているのはほとんど工場などの産業である。
産業界が3割の削減をめざす。今までの電力供給が当たり前のものではないことを考慮した設備投資をする。(家庭での節電は当然の前提)
「それじゃあ、倒産だ」というなら、その工場は、ほかの原発が停止することになったら倒産する程度の耐性であることを常に自覚して経営してほしい。

電力が3割減っても生産が現在と同じ程度になるよう、ほかの面で電力消費を抑える努力をする。
計画停電による電力消費拡散や、夜間稼働へのシフト(24時間稼働している工場は、日中の稼働を控えるなどの”協力”をする)、夏季休暇を多めにして勤務時間を減らすなど、電力消費時間を少しずつでも減らす。
クールビズでの勤務やエアコン温度設定を我慢する。休憩時間を一時間増やしても暑さはまぎれるw
太陽光発電の割合を増やすなど・・・
やれることを精いっぱいやってみよう。

【個人的な思い】
今回の事故により、電気を必要とする近代生活から夏の暑さを共にする生活づくりへのシフトへと本当の意味で省みることができた。
また、日本の経済成長のペースを下げてみてはどうかとも感じた。
日本の人口、日本の土地に比例した控えめな成長計画というか・・・古き良き時代のような、スローな日本も趣があるじゃないかな?

また、諸外国はすでに原発の将来性にめどをつけ、新システム開発のほうへとシフトし始めている。
日本はこのまま原子力村の潤い目的のために原発に依存した発展をしてもいいのだろうか?
私は、原発は今の保有数にとどめ、諸外国と同様、他の発電システム導入を目指しての研究開発を今からでも重点的に始めたほうが将来的に正解に思う。
そして、ゆくゆくは何万年も管理しなければならない核廃棄物を生産し続ける原発を廃止するほうがいい。
原発をゴールにして増設するのは危険だとおもう。

目先の利益のため、情報制限をしてまで原発推進に執着していると、いつか遅れた国となるだろう。
逆に、省エネに特化した商品や発電システムを開発して諸外国に提供することが、新らしいビジネスとして成功すると思う。


短い文章で、細かなニュアンスを書ききれませんが、みなさんも原発についてご自身の目で学ぶことをお勧めします。
テレビのニュースは、ネットや雑誌で発表されている内容からすれば1割程度の情報でしかありません。
しかも、原発のイメージを崩さないように配慮された記事となっています。
今後数年もしたら、子供たちへの被害が目に見えるものとなり、その時になってようやく知らない方たちにも危険性を知ることができるのかもしれません。。

今回の記事は、あくまで個人的な意見・感想です。
なので賛否を求めません。
必要か、必要でないかは一人一人が考えるべき問題ですし。

ただ、6月に過去の事故から手つかずとなっていたもんじゅの落下物(3トンw)撤去作業が再開されます。
これは、空気に触れると火災が起き、水をかけると大爆発するという金属ナトリウムや、プルトニウムが使われている原発で、過去に死亡事故や事故が連続して起きている原発です。
失敗してもし爆発が起きてしまった場合、周辺の地域はもちろん、東海地方から関東地方まで風によりプルトニウム交じりの放射性物質が飛散するそうです。
また、琵琶湖も汚染され、関西にも長期的ダメージが起こるといわれています。
このようなプレッシャーの中で、放射線量カウンターの警報に気を遣いながら作業を担う方はほんとうに大変なことと思います。
万全の態勢で作業して、かならず成功していただくことを祈ります・・
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テーマ : 「原発」は本当に必要なのか - ジャンル : 政治・経済
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